命を落としかねない熱中症ですが、
どういった症状や兆候があるのか?
また、なりやすい人と、
なった場合にどういった処置をほどこせばいいか、
紹介します。
熱中症の症状や兆候は?
・顔がほてる、熱い
・めまい
・吐き気からの嘔吐
・頭痛
・急激に疲れる
・急激に力の抜けたような感覚
・大量の汗をかく
・汗のかき方がいつもと違う
・寒気
・顔が青白くなる
・ひふが冷たい、おかしく感じる
・脈拍が弱くて早い
・筋肉のけいれん
以上はすぐに処置をする必要があります。
・呼んでも反応がない
・意識がない
・まっすぐ歩けない、立てない
・水分補給ができない
これらになると、
処置をしつつ、すぐに救急車を呼びましょう。
熱中症になりやすい人は?
脱水症状がある
すべてにつながりますが、
仕事中、寝ているとき、運動中、下痢、嘔吐などは、
一気に水分を排出します。
こういう時は脱水症状になり、熱中症になりやすいです。
暑(熱)いところ、湿気の多いところにいる
空調のない工場や外の現場で作業をしている人は、
仕事中に熱中症になりやすいです。
高齢者
身体の様々な機能が低下しています。
水分不足にも気づきにくいため、熱中症になりやすいです。
子ども
高齢者とは逆に体温調節機能が未発達で、
身体も小さいので、熱中症になりやすいです。
太っている
太っているというよりも皮下脂肪が厚い人は、
身体の熱の発散が難しく、
熱がこもりやすいので汗をかきやすくなり、
脱水症状につながります。
基礎疾患がある
糖尿病、心臓病、腎臓病、高血圧症がある人は、
脱水症状を起こしやすいので熱中症につながります。
他にも睡眠不足、飲酒、不規則な生活習慣だと熱中症を起こしやすいです。
熱中症を発症したときの応急処置は?
まず前提として、
・意識がない
・自力で飲み物を飲めない
・身体が異常に熱い
場合は速やかに救急車を呼ぶか、医療機関へ行きましょう。
上記症状が無く、まだ軽い場合は、
屋外のときは風通しのいい日陰へ、
空調の効いた建物があるときはすぐに涼しい部屋へ移動し、
環境を整えて、体温を下げます。
次にしめつけている衣服やベルト、下着などをゆるめ、
身体から熱を発散させやすくします。
次に身体を冷やします。
クーラーや扇風機、うちわの風を当てます。
氷や保冷剤があれば、首・ワキ・太ももの付け根を冷やしましょう。
濡れタオルでも代用できます。
次に水分補給です。
電解質を多く含んだスポーツドリンクや経口補水液を飲みます。
必ず症状が出ている本人が自分で飲んでください。
他の人が飲ませないように注意しましょう。
無理に飲ませると、水分が気道に流れ込み、嘔吐したりつまる可能性があります。
以上を試しても症状が改善されない場合は、
速やかに救急車を呼ぶか、医療機関へ行きましょう。
まとめ
今回は重症になる手前の処置を紹介しました。
あくまでも目安なので、
少しでも迷った場合は、すぐに病院へ行きましょうね。